KIMONO DESIGN mediaは伊勢型紙を彫って、宿泊できる「テラコヤ伊勢型紙」を三重県鈴鹿市に5月オープンします。現在、テスト宿泊者を募集しております。

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4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

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日本で唯一の工房、紗張り工程に潜入

こんにちは!

伊勢型紙とwebコンサルタントのハイブリッド職人、きむらあつしです!


前回の記事、紗張りの話をするだけで終わっちゃいました。

日本で唯一の紗張り職人、田中さんをうかがってみた


すみません。

いや、それほどすごい作業なんです!


今回は紗張りの工程。

基本的には仮張り→あかとり→本張りで完成です。


仮張りって?

まずは彫った型紙に漆を塗ります。

このローラーももうないんです…

どこか作ってくれませんかね…


その後、絹のあみを奥さんときっちり伸ばします。

この伸ばしをおこなわないと、乾いたときにたるんでしまうんです。

そして、絹のあみを型紙へ。

息があうふたりじゃないと、この作業もうまくいきません。


その後、つりきりではった、裏張りの紙をはがします。

伊勢型紙の仕上げ、染めが決まる「つりきり」


この時点で、型紙は全て絹のあみのほうにくっついています。

これで仮貼りが完成!


あかとりが一番大変!

あみなので、どうしても漆のまくがかかってしまいます。


これをそのまま放置すると…

染まりません!!!

全て取らないといけないんです。

1枚に40分ほどかけている型紙もありました。

気が遠くなる作業ですよね…

この作業は奥さんも一緒にやっています。


出来上がりはこんなかんじ。

きれいにとれてますね!


そして、ここで重要なのが、なくなった部分をつけなおすこと。

やっぱり、あみにくっつかないものもあります。

そして、それをそのままにすると、染まりません。

なので、紗張り師さんは図案と見比べて、なくなっているところをつけます。

めちゃくちゃ難しい、まちがい探しですよね。

本当に大変な作業です。


できが上がり!!

その後、万力にかけて、寝かし、漆をひいて本張りも終了です!

完成はこんな感じ。


本当にありがたいです!


紗張り師は本当に大変な仕事。

自然が相手なんです。

気温、湿度、風、すべてを考えながら作業しなければなりません。

それを田中さんは肌感覚でおこなっています。


一生修行。

生でこの言葉を聞いたのは田中さんが初めてでした。

肌で仕事を感じられたのは、本当に良かったです。


#職人がみえるてぬぐい、まだまだ続きます!