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4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

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究極のものさし。まっすぐ引くための工夫

こんにちは!

伊勢型紙とwebコンタルタントのハイブリッド職人、きむらあつしです。


記事更新と#職人がみえるてぬぐいの型紙作成で、だいぶ追いつめられてます。

でもどMなので、大丈夫!


さて、今回もマニアックなお話。

前回は職人の道具、小刀は自分で1本1本作りますという小刀の紹介でした。

今回は伊勢型紙職人専用のものさしです。


長さはたくさん

親方の家にある、ものさしをあつめてみました。

このようにとても短いものから、長いものまで。

いろんな長さのがあります。


こんなに種類がなくても、短いものさしをちょっとずつ、ずらしていけばいいのでは?

と思う方もいるかもしれませんが…

そうはいかないのが、型紙職人。

ちょっとずれただけで、そのずれが、染めるときにはとても大きなズレになってしまします。

そうなると、使いものになりません。

なので、どのような長さでも一回で引けるように、いろんなものがあるんです。


なんで山型に盛り上がってるの?

よ〜く見ると、実はこのものさし、山型になっています。


こんなものさし、普通じゃ使わないですよね!

でもこの山型、職人には必要不可欠。

これもまっすぐ引くための工夫なんです。


例えば、普通のものさし。

使うとき、上から少しおさえますよね?

そうすると、ちょっとだけ下にへこんでしまうんです。

このまま線を引くと、一見、まっすぐなようですが、微妙に違ってきます。


しかし、この山型ものさし、上から押さえるとどうなるでしょう。

まっすぐなるんですね!

このまっすぐを作るために、こんな山型のものさしがあるんです。


これが大変…

ものさしを使って線をたくさん引くって、大変。

でも、この山型ものさしはもっと大変なんです!

上から押さえ続けないといけないからです。

左手がすぐにしびれちゃいますね…


なので、縞や麻の葉、松皮菱などの直線を多用するものこそ、職人泣かせなものに…


という感じのマニアックなお話でした!

もちろん、今回、#職人がみえるてぬぐいでも使っています。


#職人がみえるてぬぐい、まだまだ続きます!