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4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

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職人の道具、小刀は自分で1本1本作ります

こんにちは!伊勢型紙見習い職人、きむらあつしです。

この業界に入ってから、着物を着るようになったので、いつの間にかクローゼットが着物と帯ばかりになりました。


さて、今回はマニアックな職人話です。

型紙を彫るときに使う、小刀です!


型紙職人の修行の一歩、研ぎ

型紙職人の道具、小刀。

職人の商売道具であり、命です。

それが自分で作れないと職人になれません!


なので、職人になるには、まず小刀の研ぎからはじめます。

小刀を研いでいる様子です。

一つ目の砥石を水砥といいます。

1000番のあらい砥石です。

包丁を研ぐときに使うのと一緒ですね!

これで、ある程度の小刀のかたちを作ります。


2つ目も水砥。

はじめに使った水砥よりこまかいものになります。

これで、表面の傷をよりなめらかにしていきます。


3つ目は空砥。

小刀の仕上げをおこなうものです。

この3つの砥石を使いわけることで、伊勢型紙用の小刀ができます。


形になるまで1年、でも研ぎは一生

もちろん、ぼくが伊勢型紙をやり始めたときも、研ぎからしました。


これが大変でした。

まず足と腰。

ずっと同じ姿勢をキープしないといけないので、しびれてきますし、痛くなってきます。

親方からは「座るのが修行や」といわれていました。


次に腰、ひじ、手首の固定。

この3つがきっちり固定されないと、小刀は研げません。

というのも、固定されていないと、もっている小刀が動いてしまって、表面が丸くなったり、ガタガタになったり…

使いもんにならないんですwww


そして、最後に力加減。

親指のちょっとした力のいれようで、研ぐ表面がすぐに変わってしまいます。

同じところを研ぎつづけなければ、ダメなんです。

これに関しては、ぼくもまだちゃんと理解できていない部分が…


小刀は商売道具なので、一生、つきまとってきます。

なので、研ぎは一生、研究しつづけなければなりません。


既製品のカッターじゃダメなの?

そうなんです。

ダメなんです。


カッターは同じ刃の長さと薄さ。

職人は様々な刃の長さと薄さの小刀を使いわけるんです。


刃が長く、薄いものは小回りがきくので、細かい模様を彫るときに。

刃が短く、太いものは折れにくいので、重ねて彫るときに。


ぼくはまだまだ、その研ぎわけができていません。

研げたらやった!!

というまだまだ見習いです。


そして、今回の#職人がみえるてぬぐいもこの小刀を使います。

#職人がみえるてぬぐい、まだまだ続きます!


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今回のてぬぐいのデザイナー、手描き友禅職人きーこって?