KIMONO DESIGN mediaは伊勢型紙を彫って、宿泊できる「テラコヤ伊勢型紙」を三重県鈴鹿市に5月オープンします。現在、テスト宿泊者を募集しております。

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4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

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注染、細川染めが幻になった3つの理由

こんにちは。伊勢型紙見習い職人、きむらあつしです。

今回の#職人がみえるてぬぐい、細川染めという普通の注染とはちょっとちがう技法でつくります。

そして、その技法、実は幻なんです。

今回、お願いする浜松にある注染の染め屋さんもほとんどやったことがないとのこと。

その細川染め、なんで幻なんでしょう?


プリントの方がきれい

第一にこれです。

細川染めは、色を重ねたり、隣接させたりするときに使う技法。

この動画では1度しか染めていませんが、細川染めはこれを2回くりかえします。

そうしないと、注染では隣接や重なりを表現できないからです。

さて。ここで問題になってくるのがちぢみ。

1回目の染めのときに、水で洗って干すので、どうしてもちぢむんです。

そして、そのちぢんだものをそのまま、2回目の染めに使います。

となると、こうなります。

のりを置くための道具、伊勢型紙はもとのサイズで彫ってあるので、ずれるんですね。


その点、プリントはきれいに仕上がります。

だってプリントだもの!

それにきれいな方に目が行きますからね!!


コストがかかる

2回染めるので、普通のてぬぐいの2倍以上のコストがかかります。

細川染めには、型紙も2枚必要です。

染めも2回行います。

また注染の職人さんもとても神経を使います。

柄を合わせないといけないからです。

となると、採算が合わなくなっちゃいますよね…


てぬぐいが売れない

これは根本的な問題ですね。

でも最近は外国人の方々がお土産として、購入されるそうで!

それにてぬぐいってすごくいいんですよ!

乾くの早いし、シワになりにくいし、応急手当にも使えるし、恋活にも使えるし…


という3つの理由で、細川染めはほとんどされていない、幻の染色技法なんです。

その技法で、今回の#職人がみえるてぬぐいを作ります!!

注染の染め屋さんには、本当に無理を聞いてもらっってます。

本当にありがたい…