KIMONO DESIGN mediaは伊勢型紙を彫って、宿泊できる「テラコヤ伊勢型紙」を三重県鈴鹿市に5月オープンします。現在、テスト宿泊者を募集しております。

詳細はこちらからどうぞ。

4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

オリジナル浴衣(2反〜)、てぬぐい(70枚〜)も制作します。詳細はこちらまで

5cmの中に心配り

もうそろそろ、初夏かなとも思いますが、まだ鼻がむずむずするので、私にとっては春です・・・

ということで、今回はこちらの春の文様。

桜と・・・

ん?

なんだ?


これ、柳なんです。

芽吹き柳というもので、新春の文様とされています。


新春だけ?

いえいえ、柳の文様は優秀な子なんです!

桜と芽吹き柳で・・・新春!

燕と柳で・・・春!

雪持ち柳で・・・冬!

そして、夏にも柳の文様は活躍してくれます!

昔から、とても身近な文様だったんですね。


また、柳に蹴鞠(けまり)という組み合わせもあります。

これは、蹴鞠をする場所の四墨に柳や桜が植えられたことから、この組み合わせができました。


ここで、最初の写真をもう一度、よ〜〜〜〜く見てみてください・・・

よ〜〜〜〜く見てください・・・

蹴鞠が見えてきそうですよね!



柳の文様に込められた想いは災難厄除、無病息災があります。


柳は強い根を持つことから、水害防止のために川や池の近くに植えられました。

また、解熱沈痛薬として使われるアスピリンの原料にもなります。

このことから、それらの意味を込められました。



さて、最後にこちらの文様です。

あれ?

なんかおかしいですよね?

(こちらは1辺5cmではありません)


右の柳が・・・

上にも下にも垂れてませんか?

ん?

目の錯覚ですか?


いえ、これで合ってるんです!

反物に染め、着物として仕立てたとき、上下があると、少しおかしくなってきますよね。

なので、あえて上にも下にも垂れているんです。


もしかして、最初の型紙も・・・

よく見ると・・・



見る人は大きな文様に目がいきますが、職人は小さな文様に気を使う。


こんなところに職人の心配りがありました。