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4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

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何千もの道具は自分で作った?

前回、こちらの記事で、道具彫りの道具について紹介させて頂きました。


この記事の最後の方に


『さて、もう一度、こちらの道具を見て頂きたいのですが、この道具の上の部分に、「伊」、「今」、「テ」と書いてあります。』


と書かせて頂きました。


これはどういう意味を表すのか。

実はこれ、道具彫りの職人さんのマークです。


「伊」は小本のお借りした、伊藤さん。

「今」は桜の道具、小本をお借りした、今坂さん。

「テ」は寺井、私の祖父です。



しかし、なぜ道具にこのようなマークを付けたのでしょうか。


実は道具彫りの職人さんは、型紙も彫る道具を自分で作っていたのです。


道具彫りには何千本というたくさんの道具が必要となります。

また発注された紋様の形、大きさの道具がないこともあります。


道具を作る職人さんも昔はいらっしゃったようですが、道具の職人さんにその都度、頼んでいては、それだけでお金がかさみます。(1本1万ほどします)


そこで、道具彫りの職人は自分で道具を作りました。

その印として、このマークがついているのです。


道具彫りの職人さんはこの道具作りにとても神経を使います。

なぜなら、道具の形を完璧に作らなければ、彫った時に全ての紋様が歪んできてしまうためです。

よって道具を作ることも一つの修行でした。

この道具作りを極めるのも、長い年月を費やしました。

完璧の道具というものはありません。


引退されている道具彫りの職人さんは自分の道具を手放しません。

自分の人生がつまっているんだと思います。

職人は一生職人なんだと思います。

そこがどこかかっこいいですよね。



ではこの道具がどのように作られたか。


ヒントはこちらの画像です。


では次回をお楽しみに。