KIMONO DESIGN mediaは伊勢型紙を彫って、宿泊できる「テラコヤ伊勢型紙」を三重県鈴鹿市に5月オープンします。現在、テスト宿泊者を募集しております。

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4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

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職人が使い分ける道具は数千本!?

今回は伊勢型紙の彫りの手法の一つ、道具彫りを紹介します。



伊勢型紙には4つの彫る技法があります。

突き彫り、引き彫り、道具彫り、錐彫りの4つです。


どの技法を極めるにもとても年月のかかるものでした。


「修行に5年、そこから上達するかしないかは5〜10年の間で決まる。」(伊藤さん)


5年修行しても、ものになるかどうかはあと5年やらないといけないので、石の上にも3年どころではないですね。

また祖父によると、初めの5年の修行期間は給料もでなかったそうです。

出ても小遣い程度。


このようにとても厳しい世界だった反面、技術を高めた職人の中には高給取りもいたとのことです。


当時の詳しい職人の話はまたどこかですることにします。



道具彫りとはその名の通り、『道具を使って彫る』技法です。

その道具がこれです。

どこかかっこいい感じがするのは私だけでしょうか。


下が刃のの部分なのですが、それぞれ、形が違います。


例えば、先日、インスタグラムで紹介させていただいたこちらの桜。

刃の部分はこんな感じになっています。

桜の形をした刃になっています。

こちらは今坂さんから貸して頂いたもので、今日、紹介させて頂いた桜の紋様もこれで彫られているものもあります。



桜以外にもあります。

こちらは梅です。

この他にも丸、三角、四角など刃の形は無数にあります。


また紋様の大きさによって、花びらの大きさも変える必要があるため、一つの形に対して、様々な大きさのものがあります。

こちらは菊ですが、右から小中大と大きさが違います。

もちろんこれ以外にも、もっと小さなものや大きいものもあるので、一つの形にいくつもの道具があります。


このように道具彫りの職人は、たくさんの形、大きさの道具を使い分け、彫るため、道具彫りの職人は何千本もの道具を持っています。

先日、お邪魔させていただいた道具彫りの今坂さんは2〜3000本もの道具を持っているそうです。(これでも捨てた方とおっしゃっていまいした)


どの形のどの大きさのものを使えば、うまく彫ることができるか、綺麗に染めるかを考えながらお仕事をされたんでしょうね。


道具彫りの方がどのように彫っていらっしゃるかを撮影したものがあったので、お時間があれば、どうぞご覧ください。(1:30〜)



さて、もう一度、こちらの道具を見て頂きたいのですが、この道具の上の部分に、「伊」、「今」、「テ」と書いてあります。

これは何を意味するのか。


次回をお楽しみに!