KIMONO DESIGN mediaは伊勢型紙を彫って、宿泊できる「テラコヤ伊勢型紙」を三重県鈴鹿市に5月オープンします。現在、テスト宿泊者を募集しております。

詳細はこちらからどうぞ。

4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

オリジナル浴衣(2反〜)、てぬぐい(70枚〜)も制作します。詳細はこちらまで

KATAGAMIの設計図、小本

InstagramなどのSNSや投稿で紹介する伊勢型紙。

実は本当の文様ではありません。


ん?

どういうこと?

偽物なの?


いえいえ、違います。

本物です。


以前紹介させて頂いた、こちらの蝶の紋様。

よくみると左右非対称ですよね?

上の画像の囲ってある部分を見て頂ければわかるかと思いますが、全然違うんです。


ではなぜこんなに違うのでしょうか?


実はここで紹介させて頂いているものは小本。

染め用に彫る型紙の元となるようなものです。


小本とはなにか。


伊勢型紙は、連続する柄を狂いなく、一定の紋様、感覚で彫らなければなりません。

今は簡単に同じ紋様を印刷することは可能ですが、この時代には印刷機などはありませんでした。


ではどのように一定の感覚で狂わない紋様を彫り続けるのか。


連続させる紋様の最小単位、小本を作り、それを染めるための型紙に炭で写して行くのです。

なので、小本と本当にできあがる型紙の大きさはこのぐらいあります。


右が小本、左が型紙です。

小本はおよそはがきの1.5倍ほど。

型紙は新聞紙を広げたぐらいの大きさです。


また小本に狂いがあると、全てが狂ってきてしまい、染めた時に線がでたり、うまく染めあがりません。

そのため、職人はこの小本作りにとても神経を使います。


那須さんが小本について触れている動画があるので、もしよければ、ご覧ください。

(2:00ぐらいからです)


こういう先人たちの知恵、技術、工夫により、素晴らしい着物を作ることができたんですね。