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4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

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オリジナル浴衣を1ヶ月で完成できた3つの理由

こんにちは!

伊勢型紙とwebコンサルタントのハイブリッド職人、きむらあつしです! 


サヨコの無理難題浴衣、完成しました!


でも、疑問が出てきますよね。

サヨコの浴衣、無理!納期、間に合いません!

この記事では普通、オリジナルの浴衣の反物を作るには、 2ヶ月かかる と書いています。

それを今回は1ヶ月で完成させてしまいました。


なぜできたのか。

これには職人だからこその理由があったんです。


伊勢型紙職人が受けたから

オリジナル浴衣をつくるとき、通常こんな感じに仕事が流れます。 

はじめに呉服屋さんかデパートが注文を受けます。 

そこから、浴衣を専門にしている商社にお願いします。

デザインはその商社で決まります。

デザインが決まったら、染めものを卸す問屋さんへ。

問屋さんが型紙を卸す型商、染め工場に注文。

型商が伊勢型紙の職人に仕事をお願いして、やっと作りはじめます。 


いろんなひとが関わってますよね!

しかし、今回の流れはこんな感じでした。


仕事の流れがとてもシンプル!

こんなにシンプルにできたのは、型紙職人が受けたからです。

仕事がはじまる、末端からやれば、こんなにシンプルにできるんですね!!

すごい… 


めんどくさい話し合いがいらない!

オリジナル浴衣で、一番大変なのがデザイン。

そして、一番もめるのもデザインなんです。


通常、デザインは商社がデザイナーにお願いします。

その後、ユーザー、呉服屋、商社、デザイナーで話が進みます。


ただこのデザイナーがネックなんです。

一般的なデザイナーは注染のデザインなんてしたことがありません。

ということは、工程も知らないので、注染では絶対にできないデザインができてきます。


商社も注染をわかっていないので、そのまま問屋さんにきます。

問屋さんはある程度、注染を知っているので、『無理です!』ってなって、デザインを返します。

そこで、ユーザー、呉服屋、商社、デザイナー、問屋で話が進みます。


ここでデザインが決まればいいんですが、そうはいきません。

問屋さんはあくまで問屋。 染めのことを完璧に知っているわけではありません。

なので、問屋から染め工場にデザインがきても、注染で染められるデザインになっていないことがよくあります。 


となると、デザインはやり直しになって…

ユーザー、呉服屋、商社、デザイナー、問屋、染め工場の6人で話さないといけません。 


問屋、商社を中抜きして決めれば?

という考えもあるのですが、それもうまくいっていないようで… 

このデザインのやり取りが一番大変なんです!! 


ただ今回のデザインは注染をしっている、伊勢型紙の職人。

それも直接、呉服屋、染め工場と話ができます。


普通なら、デザインで1ヶ月はかかります。

しかし、今回の浴衣のデザインは5日。

早く決まったのには、こんな理由があったんです。


職人同士だから無理なお願いができた

染めてもらったのは6月。

6月は手ぬぐいに浴衣、とても忙しい時期なんです。

そこを無理やりお願いしてしまいました。 


普通なら商社や問屋には、できないと言って断ります。

職人ってそんなもんです。


でも、そこは職人同士。

無理なお願いをしてもこころよく聞いてくださいました。

森本さん、たいちさん、本当にありがとうございました!!


・シンプルな仕事の流れ
・無駄なコミュニケーションコストがかからなかった
・職人同士だから無理なお願いができた


これら3つがあって、1ヶ月で反物ができたんですね。 


いや〜

仕事をいただいたときは、どうなることやらと思いました。

でも、やってみるとたくさんの学びがありました。


お仕事をくださった、サヨコさんもありがとうございましたっ!!