KIMONO DESIGN mediaは伊勢型紙を彫って、宿泊できる「テラコヤ伊勢型紙」を三重県鈴鹿市に5月オープンします。現在、テスト宿泊者を募集しております。

詳細はこちらからどうぞ。

4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

オリジナル浴衣(2反〜)、てぬぐい(70枚〜)も制作します。詳細はこちらまで

高い生地=良い?そんなのウソッぱちです!

こんにちは!伊勢型紙とwebコンサルタントのハイブリッド職人、きむらあつしです! 


サヨコの無理難題浴衣は

 型紙が彫り終わり、

 生地が決まって、 

染めが終わりましたっ!! 


いや〜終わった終わった…


ん?なんかおかしくない?

しかし、実はちょっとおかしなところが…

よ〜く生地を見てみてください。  



そうなんです! 

生地、綿麻しじらでしたよね? 

 でも、染めているのは特岡の生地(綿100%)なんです。

 

そこには染め屋さんならではの見方が… 

今回は、森本さんから武藤染工場の武藤たいちさんにお願いしてもらいました。  

そのときに相談していただき、綿麻から特岡に変わったんです。 


にじみやすい! 

綿麻しじらの特徴として、織りが均等ではありません。 

太いのがあったり、細いのがあったり…

それがいいんです!  


しかし、地染まりとなると、そこがネックになってきます。 

今回の浴衣、トンボの部分が白抜き。  

そこにちょうど太い糸がくると、染料がその太い糸に入り、白く残さないといけないところが染まってしまいます。 


ただでさえ、小さい白抜き。

冒険はできません! 


もったいない!

綿麻しじらの良さはこのところどころにある、黒糸。

真っ白よりこうやって、別の色が走っているのはいいですよね。  


ただ、今回は地染まりで、白く残るのはとても小さなもの。 

そこにちょうど黒い糸がくると… 

縄トンボがつぶれちゃいます… 


真っ白の特岡生地のほうが縄トンボが生きる! 

ということで、高価な綿麻しじらから一般的な特岡生地に変わりました。  


染め屋さんならではのこだわりと見方。 

とても勉強になる浴衣でした。