KIMONO DESIGN mediaは伊勢型紙を彫って、宿泊できる「テラコヤ伊勢型紙」を三重県鈴鹿市に5月オープンします。現在、テスト宿泊者を募集しております。

詳細はこちらからどうぞ。

4月予定のテスト宿泊に関してはもう少々お待ちください。

オリジナル浴衣(2反〜)、てぬぐい(70枚〜)も制作します。詳細はこちらまで

とくとみよ!!これが職人歴63年の技

こんにちは!

伊勢型紙とwebコンサルタントのハイブリッド職人、きむらあつしです!


今回の型紙は、親方である伊藤さんにお願いしました。


いや〜見ていると、いろんなところに工夫がされています。

せっかくなので、職人歴半世紀以上の伊藤さんの技術にズームイン!


トンボの縄が縄以上に縄っぽい

まずこれをご覧ください。


同じものを伊藤さんとぼくで彫ってみました。

どっちが伊藤さんが彫ったやつか、すぐにわかってしまいますよね。

左が伊藤さん、右がぼくです。


ぼくはただデザインにそって彫りました。

伊藤さんは、デザインにちょっと縄っぽさを出して、彫ったんです。


ポイントは縄の輪郭の上と下。

最後の部分を下げて、上げるとのこと。

そのちょっとした工夫で、こんなにも縄が生き生きとしています。


伊勢型紙の職人は、

生きているように彫る

ということをとても大事にしています。


それを表現できなければ、ぼくのように平坦なトンボにしかなりません。


伊藤さんはそのために、画集をトレースしたり、本物の花や植物を描いて、ここまでの表現力をつけたとのこと。

観察と模写が一番大切なんです。


まさに職人技ですね。


ヒゲが出ないように?

今回は彫りぬいていかなければなりません。


これが意外と難しい。

小刀をいれるところと抜くところをうまく合わせないと…

このように抜けません。


ここで無理やりひっぱると…

こんなヒゲ(和紙の繊維)がでてきてしまいます。

このまま染めると、白い柄のところに色がはいってしまい、商品になりません。


このちょっとしたことが影響してくるんです。


この型紙、1時間半で彫っちゃった!

ぼ〜っと伊藤さんの彫りに見とれているうちに終わっちゃいました!


作業時間は約1時間半。

ぼくなら1日かかってしまいます。

これぞ、職人技ですよね。

すごいです。


さて、型紙の彫りが終わりました!


伊勢型紙の工程は

彫り→裏張り→つりきり→紗張り

です。


次回は裏張りについて!


この時点で6月15日。


サヨコさんからご相談を受けてから、一週間です。

すごいスピードで作業してもらってます><


職人さんには頭が上がらない…


納期は7月半ば。

間に合うのか!?!?